プラセンタ注射は美容や健康に良い

By: William Warby

プラセンタ注射は主に医療用に用いられる治療法で、肝炎や肝硬変、更年期障害などにプラセンタを注入して症状の改善を目指します。最近では美容目的でも利用されるプラセンタ注射ですが、その効果や内容はあまり知られていません。プラセンタは英語で胎盤を指す言葉で、その名の通り、ほ乳類の胎盤から抽出したエキスをプラセンタと言います。

胎盤は母体と胎児をつなぐ重要な役割を果たす器官であることから、成長因子をはじめアミノ酸やタンパク質、脂質・脂肪酸、糖質、ビタミン、ミネラルといった胎児の育成にとって欠かせない豊富な栄養素が含まれています。医療用に使うプラセンタ注射は、日本国内の正常分娩で生まれた人の胎盤から、様々な方法でエキスを抽出し、高い安全性が保たれたもののみを使用します。プラセンタ注射の注射剤には、厚生労働省で承認されている2種類があり、肝機能障害の治療にラエンネック、更年期障害や乳汁分泌不全の治療にメルスモンが使用されます。

本来は治療用として使用される注射剤ですが、プラセンタの豊富な栄養素を体内に注入することで、シワやたるみの美容にも効果があり、自律神経やホルモンバランスの調整、肩こりや腰痛といった健康面にも効果があらわれます。成長因子によって肌が活性化されることから、ターンオーバーにも役立つことでシワの除去にも効果的とされ、新陳代謝の調整やアンチエイジングにも作用するとされています。

プラセンタ注射は美容皮膚科や美容外科に行けば実施しているので、簡単に注射してもらうことが可能ですが、問題は病気の治療ではなく、美容目的であるために自由診療として健康保険が使えなくなることです。しかし、自由診療でもプラセンタ注射は1回で2,000~7,500円程度で、医療機関によって幅はありますが、驚くような金額にはなっていません。

元々体内にある成分なので、副作用も構えるようなものは少なく、疼痛や発赤がありますが重篤になるようなものはないとされています。あまり脚光を浴びていない治療法ですが、美容や健康目的で注射をする人も少なくないようです。